国家宇宙センターが開発した立方体衛星「山雀T1」アメリカで打ち上げ成功 台湾との通信も確立

宇宙空間での環境検証を目的として、国家宇宙センター(TASA)が独自に開発した立方体衛星「山雀T1」は、1月15日午前3時10分、アメリカ西部のヴァンデンバーグ空軍基地からSpaceXのロケット「Transporter-12」によって打ち上げられた。そして同日午前11時5分、台湾との通信に成功した。TASAが設計・製造した「山雀T1」は、3Uサイズ(10×10×30cm)のキューブサットで、設計寿命は約12カ月である。今回の打ち上げの主な目的は、衛星の設計・製造技術の検証である。衛星の姿勢が安定すれば、通信実験や船舶交通の自動識別システム(AIS)のテストも予定されている。プロジェクトリーダーの曾建凱氏によると、「山雀T1」の名称は台湾固有種であるアカハラヤマガラに由来している。小さなヤマガラが空高く舞い上がるように、台湾のイノベーション力を宇宙に羽ばたかせるという願いが込められているという。

 

出所:

工商時報(2025年1月15日)

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