世界のプレシジョン医療のトレンド 台湾メーカーが検診ビジネスで攻勢
近年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行や高齢化社会の到来、さらには5G、AI(人工知能)等の科学技術が徐々に成熟してきたことにより、医療現場は大きな変化を遂げ、それがプレシジョン医療産業の発展をけん引している。台湾メーカーは検査に関連すること、特にがん検査を一番のターゲットとして、ビジネスチャンスを積極的に掴もうとしている。
そんな中、国立台湾大学と国立台湾大学病院が主な研究代表者であるPanCAD.ai社は、AI膵臓がん検出補助システムPANCREASaverで、2022年米国食品医薬品管理局(FDA)の画期的な医療器材指定リストにおいて、革新的な科学技術を有する企業8社の中にノミネートされた。AIによる検出補助を通じ、コンピュータの断層撮影画像を判読し、早期膵臓がんを検出することにより、台湾の検査水準の高さが国際的に知られることになった。このことは台湾の光とも言える。
一方、博錸生技股份有限公司(PiexBio)の開発した非小細胞肺がん遺伝子検査製品も国内の病院市場への参入に成功した。先日筆頭株主の日本電化株式会社(Denka)も、引き続き博錸と協力し、新台湾ドル10億元以上を感染症分野の検査プラットフォームに投資し、日本市場の拡大に加え、欧米市場にも進出したいと発表した。
出所: 経済日報(2023-04-03)
【情報源】
返信を残す
Want to join the discussion?Feel free to contribute!