人工培養細胞に替わる!堡達が台湾初の日本松下の幹細胞自動培養設備を導入

堡達実業(PODAK)は9月28日に「幹細胞自動培養設備育成センター入居と成果発表会」を開催した。同社は台湾で初めて日本のパナソニックの幹細胞自動培養設備を導入し、長庚大学イノベーション育成センターラボラトリーに入居する。この設備は優れた正確度と大量の細胞培養能力を具えており、今後は人力に代わり、24時間天候に左右されず細胞培養操作が行えるようになる。

堡達実業の李茂洋社長は、今年初めて日本のパナソニックの同意を得て全機能幹細胞自動培養装置を導入し、長庚大学イノベーション育成センターラボラトリーに入居するとともに、同大学医学部の梅雅俊教授を指導顧問に招聘したと述べている。目標は現在の幹細胞人力培養技術を全自動幹細胞培養研究へと進化させ、先進的な製造プロセスと優れたフォーミュラを開発することであるという。

また梅教授によると、幹細胞自動培養システムは現在検証テストを行っており、初期の検証結果では、人類の胚性幹細胞及び iPSCの継代効果は非常に優れており、同時に異なるパラメーターを設定でき、多くの任務を処理する機能を併せ持つことが明らかになっているという。

台湾の特管法(特定医療技術検査検証医療機器施行または管理法)では、まだヒトiPS細胞(hiPSC)の臨床を許可していないが、許可されている成人幹細胞のクールでは、優れた細胞製品の生産と保存が必要となる。このため、幹細胞自動培養設備の導入は、バイオテクノロジー産業における委託開発及び製造業務(CDMO)のモデルに最良の「治療細胞」の大量生産ソリューションを提供することが期待される。

出所:財経新報(2022-09-28)
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