健康保険データを情報科学技術に結合 台湾がアジア太平洋個人化精密医療で二位を獲得

個人化精密医療はすでに医療のトレンドになっており、1月28日のエコノミスト(The Economist)によると、シンガポールで開催された「永続的個人化精密医療システムの構築国際論壇(Building long term sustainable and personalized healthcare systems)」において、台湾が「個人化精密医療の発展指標」で高評価を獲得し、アジア太平洋地域ではシンガポールに続く第二位を獲得したという。台湾精密医療産業協会の李鍾熙理事長は、リモート視聴を通じて論壇では台湾がこの指標で高い能力があることが明らかになったが、その原因は台湾には世界で唯一無二の健康保険データバンク、健全ながん登記、完全な電子カルテ、優れた医療サービスシステム、ハイレベルな情報科学技術産業があることで、精密医療が発展するための全ての先決条件を備えていることが示されたとしている。また李理事長は、台湾の医療界は正確な精密医療に向けて前進しており、数年内に精密医療をけん引する国家になると確信していると述べている。健康保険署の李伯璋署長は、健康保険が実施されて25年が経ち、すでに6,500篇の医学研究論文において健康保険のビッグデータが引用され、その成果は明らかであると述べている。台湾は今まさに重要な時期にあり、「視線はより遠くに向けるべき」であり、近々医療界、学界、業界、法律専門家、人権団体を招集して討論会を行い、体系的な措置を検討し、より多くの人が健康保険のビッグデータを適切に運用するようにし、そうすれば台湾は世界の「個人化精密医療の発展指標」において必ずやより高い評価を獲得するに違いない。

 

出所:聯合報(2021-01-28)
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