国立台湾大学チームがAIで早期すい臓がんを発見 精度は9割を超す

すい臓がんは早期は無症状であるため、はっきりとした診断が下された時には往々にしてかなり晩期になっており、5年内死亡率は9割を超え、「がん王」とも呼ばれている。国立台湾大学医学部附設病院のグループが開発した世界初のAIツールは、1センチのすい臓腫瘍を探し出すことができ、精度は9割を超し、早期治療が期待される。衛生福利部中央健康保険署は27日、「健康保険25周年健康保険情報AI応用フォーラム」を開催し、台湾大学病院のグループは「すい臓がんAI検出モデル」の研究成果を発表した。台湾大学病院胃腸肝胆科の廖偉智主治医は、すい臓がんは検査映像上通常小さな「滲み」として現れ、たとえ経験豊富な専門医師でも肉眼で見つけるのは容易でなく、加えて各医師の一日の診断量はかなり多いため、AI補助が必要であると指摘した。台湾大学病院のグループは2年の歳月を費やし、3000の健康な人と病人の映像情報を利用してAIにディープラーニングをさせ、米国の映像情報検証ではAIシステムを通じ9割以上の腫瘍を検出することが期待されている。なお、本研究成果は今年7月に国際的に知名な定期刊行物「The Lancet Digital Health」に掲載され、米国胃腸科年会年度傑出論文にも選出された。

 

出所:中央社(2020-10-27)
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