学界の研究開発時間節約に一役 国家実験研究院がAIチップデザイン検証プラットフォームを開発
国家実験研究院(NARLabs)台湾半導体研究センターは16日、「AIシステムチップデザインと検証プラットフォーム」を発表した。学界のAIチップ開発時間とコストの削減に協力し、研究開発チームがAIシステムチップのコア技術「AI加速器」の開発に専念するよう誘導するのに役立つ。今後学界はこのプラットフォームを利用し、バイオメディカルチップ等の新たな応用を攻略していく。このプラットフォームはシノプシス(Synopsys)のプロセッサコアを採用し、完璧なデザインと検証環境を提供している。プラットフォームを通じ、学界の科学研究者はデザインコアの「AI加速器」に専念でき、NARLabsのワンストップチップデザイン製作環境を利用し、AIチップをデザイン、製作できるほか、その機能を検証できる。現在プラットフォームを利用しているチームは台湾大学、交通大学、中興大学、中山大学の研究チームで、バイオメディカルチップ、自動運転車、スマート自動走行車両、水中走行車両等の応用研究に焦点を当てている。シノプシスの副総裁で、台湾地区の総経理である李明哲氏は、AIチップデザインのポイントは「チッププラットフォームの標準化、応用カスタマイズ化、AIソフトウェアのインテリジェント化」で、このプラットフォームは学界・研究界の末端AIチップ実現を加速させるのに役立ち、世界のAI応用市場で先行利益を手に入れるとしている。
出所:中央社(2020-06-16)
【情報源】
返信を残す
Want to join the discussion?Feel free to contribute!