研華がスマート医療を開拓 AIを患者の呼吸状況測定に連結

産業用コンピュータ業者の研華は23日、スタートアップ企業の聿信医療器材科技、チップ大手のインテルと提携し、AI連続肺音測定システムを共同発売すると発表した。今後病院はわずか1台のエッジコンピュータですぐに24床の患者の呼吸状況を同時測定することが可能になる。研華は、AI(人工知能)連続肺音測定システムは電子聴診器であり、チェストピースを通して患者の呼吸音を測定・記録し、測定結果により波形図を作成する。それをAIコンピューティングと結びつけ、患者の命に危険があるかどうかを判読すると説明している。一方、聿信の許富舜社長は、研華及び資訊工業策進会サイバーセキュリティ研究所との共同開発を通じ、AI連続肺音測定システムを新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療プロセスに応用するのに成功した。医師は遠隔聴診によりCOVID-19患者の呼吸器系統の変化や早期徴候の有無を把握し、医師や看護師の感染リスクを低下させるのみならず、患者を適切に看護できると述べている。

出所:中央社(2020-07-23)
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