古屋圭司:台米日戦略対話を対面会議で 台湾で初開催
日本の国会の超党派議連である「日華議員懇談会(略称、日華懇)」は本日総会を開き、新幹事長を選出し、今夏、初めて第3回台米日戦略対話を台北で対面の形で開催する計画など、2023年の基本方針も決定した。
日華懇は本日国会議事堂で総会を開き、元国家公安委員長である古屋圭司会長は、台湾海峡の平和と安全を断固として守るためには、価値観を共有する国々と緊密に連携し、中国をけん制し続けることが極めて重要であると述べた。
総会では衆議院で自民党の政調会長である萩生田光一氏が日華懇幹事長に就任することが決定した。
萩生田氏は自民党内で最も議員数の多い安倍派に属しており、同派会長である安倍氏が昨年7月8日に暗殺されて以降、萩生田氏ら7人が集団指導体制で同派を運営しており、今年7月には新会長が選出される可能性がある。台湾に友好的な萩生田氏は、昨年12月に執政党である自民党の「党三役」(党内で3つの重要ポスト)の一人として19年ぶりに台湾を訪問した。
日華懇は総会で2023年の基本方針を決定した。内容の第1条では「日華懇は、現状を変えるための武力行使は国際社会に対する脅威であると考えており、台湾と協力し、自由、民主、法治、基本的人権などの普遍的価値を尊重し、国際秩序を維持するために最善を尽くす」としている。
第2条では、「台湾での有事が台湾併合につながった場合、日本の安全保障と『自由で開かれたインド太平洋』は大きく脅かされる。台湾有事はすなわち日本有事でもある。また日米同盟有事でもあり、台湾有事の状況は絶対に起こってはならないことである。」としている。
基本方針の内容には、台米日戦略対話に同様の理念を有するより多くの国々が参加することを期待するとも記されている。
日華議員懇談会(略称日華懇)は、日本の国会における超党派議連であり、日本と中華民国(台湾)が1972年に断交した後、双方の国会議員間の交流を促進するために一部の議員によって設立された。
出所:中央通訊社(2023-03-09)
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