ITRIが三菱と連携 台日三号基金を設立

台日基金は十年の輝かしい成果を経て、引き続き投資家の注目を集めている。ITRI傘下の創新科技と日本の三菱UFJフィナンシャル・グループに所属する三菱UFJ国際投信は2022年3月2日、「台日三号基金」と連携すると発表した。これは2011年の台日一号基金、2015年の台日二号基金の設立に続き、三度目の協力となる。

台日三号基金は4,950万米ドルの募集に成功し、その運用を始めている。基金の規模が5,000万米ドルに達し、台湾企業、日本企業、さらに台湾あるいは日本に関係する潜在能力のある企業に投資することを希望している。台日基金を投資のプラットフォームとし、台日産業が協力して優位性を生かし、ハイエンド半導体、グリーンサスティナブル、健康看護等の分野に焦点をあて、資本市場と科学技術市場とを結びつけることにより、ブルーオーシャン企業が世界に進出し、国際協力の効果を発揮するようにする。

ITRI院長兼創新科技董事長の劉文雄氏によると、台日基金は設立以来、創新科技と三菱UFJ国際投信が信頼関係を構築し、台日双方の投資家からの長期にわたる支持及び投資を獲得してきた。台湾のベンチャーキャピタルと世界のベンチャーキャピタルの資源を有効に結びつけることにより、双方のスタートアップ企業に資金を投入し、さらに双方による多元かつ緊密な協力を押し進めることで、スタートアップ企業を世界の舞台へと押し上げていく。

なお、現在までのところ累計で台湾企業22社、日本企業20社に投資をしており、それぞれお台湾ブランド及び日本ブランドとして成功を収めている。

出所:経済日報(2022-03-03)
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