台湾のグループが技術突破 太陽エネルギーの水素エネルギーへの転換効率が20%アップ
台湾の再生可能エネルギー技術の研究で新たな突破があった。国立台湾大学材料科学と工程学科の陳俊維特別招聘教授が、国立台湾科技大学化学工程学科の黄炳照教授と東海大学化学学科の王迪彦助理教授で組織した「新世代エネルギー研究チーム」は、科学技術部の計画支援の下、超薄型原子層材料グラフェンとシリコン材料を結合させた新型光電化学水素製造技術を開発した。太陽エネルギーから清潔な水素エネルギーを作り出すのを手助けし、転換効率は既存の技術より20%もアップし、このほど研究成果が国際ジャーナルに掲載された。今後の応用と産業化について、陳俊維教授は率直に言ってまだ一定の時間が必要だとしている。太陽エネルギーを利用して製造した水素コストは従来の電力コストよりはるかに高い。ただし、科学技術が進歩するにつれて、再生可能エネルギーは広範に応用されるようになり、再生可能エネルギーのコストは徐々に低下していくことが期待されている。この技術がいつ軌道に乗るのかというと、技術の発展状況によるため、今のところまだ予測はできていない。
出所:中央社(2020-02-12)
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