科技部が経済部、中央研究院と組んで量子国家チームを結成、優秀な人材を台湾に戻って来させる
量子技術の出現に伴い、次の10年は科学技術が大転換を遂げる。その量子新世代を迎え入れようと、科技部は7日、部門を横断して経済部と中央研究院を結び付けて企画した「量子国家チーム」を発表した。今後5年で新台湾ドル80億元の経費を投じる予定で、優秀な人材に台湾に戻ってきてもらい、キー量子技術を掌握して台湾が新世代において一定の地位を占めるようにする。中央研究院の廖俊智院長は、量子技術発展の前期には大量の物理、数学、材料等の多くの分野の人材をイノベーション研究開発に動員する必要があり、その後、その結果を応用することができる。このため、まだ歩みだしたばかりの台湾は急いで国家レベルの量子技術研究基地を設立する必要があると述べている。中央研究院は現在すでにある程度の量子技術力は累積しており、例えば3Dチップ堆積技術、極低温量子コンピュータCryo-CMOSチップ、量子ビット状態制御と読取研究、論理回路制御技術、多ビット整合制御技術等があり、中でも3Dチップ堆積技術とCryo-CMOSチップは国家実験研究院と工業技術研究院とが協力し、台湾半導体チップメーカーに普及させる予定である。一方、現在量子発展において比較的よく見られるボトルネック技術である量子ビット材料、単一光子受信機等は、中央研究院もこれらの「首を絞めかねない」コア技術の開発に力を注いでおり、次の4年で量子人材、ソフトウェア、ハードウェアの全てにおいて一定の地位を占めるようにする。
出所:科技新報(2020-12-07)
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