鴻海が日本企業と連携 両岸三地点のディスプレイ生産能力を統合
鴻海集団はディスプレイ産業の配置を積極的に強化しており、NECのディスプレイ子会社を買収したのに続き、シャープ、群創の両岸三地点の研究開発、製造能力の統合を目指す。これは業務用ディスプレイ及びテレビ完成品市場において、市場シェアの拡大に役立つ。また、鴻海集団は戦略物資として強化パネルの配置を強化しており、日系メーカーとの同盟を拡大強化していく。一方、NECは徐々にコンピュータ等のハードウェア業務を分割売却していき、ITサービス及びネットワークソリューションに集中し、シャープに同調して新規開拓の準備をすることを希望している。聞くところによると、NECディスプレイソリューションズ(NDS)の主要製品はLCD液晶ディスプレイや業務用プロジェクター等で、規模はシャープの同類業務の二倍以上であり、営業利益の約九割が欧米等の海外市場であるという。シャープは日本にパネル工場があり、中国にディスプレイの組立工場がある。さらに鴻海集団傘下の群創は両岸の配置が後ろ盾となり、NDSを買収後は業績を拡大させるほか、生産効率も高めていく。
出所:経済日報(2020-03-26)
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