第21回国家イノベーション賞授賞式開催 台湾におけるスマート医療の実力を示す
第21回国家イノベーション賞授賞式が2024年12月26日に開催された。今回のイノベーション賞では、公的機関、医療界、科学研究、産業界、ベンチャーキャピタル、知的財産、財務・会計などの分野から85名の有識者が審査員を務め、196の受賞チームを決めた。受賞チームの中、特に注目を集めているのがスマート医療の研究開発であり、例えば、株式会社長聖生技が開発した「CAR001」治療法は、AI(人工知能)を活用してがん腫瘍の標的をスクリーニングし、がん細胞を効果的に攻撃することが可能になる技術である。また、株式会社倍智医電が開発した「倍利肺部画像解析支援ソフトウェア」は、AIと肺部画像診断システムを組み合わせ、医師の肺結節検出を支援するもので、検出率を20%向上させることができる。国家イノベーション賞は、バイオメディカル分野のスタートアップチームを発掘し、研究開発技術と投資資源との結び付けにより、商業化を促進することを目的としている。社団法人国家生技医療産業策進会(略称「生策会」)の副会長である楊泮池氏は、これまでに2,800以上の技術を評価し、178社のスタートアップの起業を支援してきたと述べた。
出所:
経済日報(2024年12月26日)
【情報源】
返信を残す
Want to join the discussion?Feel free to contribute!